その保険料ちょっと待った!高すぎる年間保険料に歯止めをかけよう!

最近、こんなに保険かけてもしょうがないんじゃないかって思うんだよなあ……。

パパ

でも、掛け金減らしたら何かあった時に大変でしょ?

ママ

FP先生

何かあった時というのは、ひょっとしたら思い過ごしかもしれませんよ。

生命保険文化センターが実施した、平成30年度の「生命保険に関する全国実態調査」によると、1世帯あたりの年間保険料の平均はなんと38.2万円という金額になっています。
1ヶ月あたりの支払金額はおよそ3.1万円と、家計を圧迫する一因にもなっています。

前年度に比べれば同水準であり、一時期よりは総額も減少してきているとはいえ、継続して支払い続けるのはかなりの負担になるはずです。
仮に、38.2万円を30年間支払うと想定すると、その額は1.146万円となり、超高級車が買えてしまう金額になります。
言い換えれば、それだけ貯金しようと思えばできていた、ということです。

人生におけるもっとも高額な買い物の1つに、保険が取りざたされることは多く、にもかかわらず安易に加入してしまっている方が多いのが実情です。

そこで今回は、生命保険をはじめとする保険の見直しについて、いくつかの視点をご紹介します。

人々が保険に加入する理由

保険という商品が持つ意味合いについては、火災・家族の死亡・病気といった、人生における予期せぬ事態に備えてその損害を補償するため、不特定多数が一定の資金を集める制度として一般的に知られています。
簡単に言うと、何かあった時に備えてみんなでお金を貯めておき、お金を出した人は何かあったらお金を受け取れるという制度です。
預けるお金を保険料、事故などがあった時に支払われるのが保険金になります。

保険はギャンブルが生まれるきっかけになった制度とも言われ、問題となる事態が起こる確率性の低さによって成り立っている制度でもあります。
そのため、保険加入後すぐに保険金を支払うような事態になることは、多くのご家庭ではまずありません。

にもかかわらず、生命保険文化センターの調査報告書によると、成人日本人のおよそ90%は何らかの保険に加入していると言われています。

参考サイト:http://www.jili.or.jp/research/report/pdf/h30zenkoku/p003-045.pdf(4ページ)

日本人の危機管理意識の高さと好意的に捉えることもできますが、その全てが必要な保険かどうかという点には疑問が残ります。

FP先生

保険自体が不要というわけではありませんから、その点には注意してくださいね。

加入者の多くは「友人・知人に勧められて」保険に加入する

保険に加入する際に、自分の判断で必要な保険を調査して加入したという方はそう多くありません。
大半が「友人や知り合いに勧められた」り、「勧誘員の言うことをそのままに受け取って契約した」などという理由で、特に選別をすることなく言われるがまま保険に加入しているという現実があります。

保険商品を考える際に重要な点は、どのくらいの掛け金によって、どのレベルの補償額・補償範囲の対象となるのかです。
それを知るためには、他者の意見よりも自分自身の生活を見つめ直したうえで、最悪の事態が生じた場合に「どのくらい必要になるか」を見積もっておかなければなりません。

しかし、あなた自身に「何の」保障が「どれくらいの範囲で」必要なのかというのを理解していなければ、保険商品を選ぼうにも、一体どれぐらいの保障額・範囲の保険に加入していれば良いのか分かるはずがありません。

こうして、自分にとって必要以上の保険に入ってしまったり、もしくは逆に必要性が高いにもかかわらず別の部分にお金をかけてしまったりして、結局有事の際にはほとんど役に立たない保険にお金をかけてしまっているかもしれないのです。

自分にとって必要なこと・不必要なことを見極められれば、必要最低限の保険料で、あなたに必要な最大の保障を受けることは、十分可能であると覚えておいてください。

自分で商品を選んでいるつもりでも、そもそも選ぶ相手が限定されているんだな……。

パパ

職場の付き合いってあるものね。

ママ

必要補償額というものは、毎年変わるものである

実は、あまり気にしている方は少ないのですが、あなたの必要保障額は「毎年」変わっています。
しっかり自分の現況を考え、将来に備えて保険を選んでいる方であっても、この事実については全く気付いていないというケースは珍しくありません。

先にお伝えした通り、必要以上の保険に加入したり、必要額以上の保障額に設定していたりする方は多いと思います。
しかし、「必要補償額の変化」という概念については、多くの方がノータッチのはずです。

簡単に説明しますと、独身時代と結婚してからとでは、多くの家庭で扶養家族という存在が家計に加わります。
配偶者だけでなく、子どもや父母なども該当するケースがあるでしょう。

もし、その家庭において働き手が世帯主一人であった場合、その一人がいなくなってから当面の生活はどうするのかが問題になります。
世帯主が亡くなったとしても貯金を切り崩して生活できるレベルの保険金を得たいのであれば、当然掛け金も大きくなりますし、夫婦共働きであったり、おじいちゃん・おばあちゃんも現役で働いているということであれば、最低限の保険料で済ませられるかもしれません。

保険というのは「安全」を買う商品であり、一般の商品のように利益を上げるための商品ではありませんから、扶養家族の有無や両親の有無、結婚の計画や老後の計画など、様々な視点で計算すると、あなたの人生設計に必要な保障額というのは変動するものなのです。

そう言えば、独身時代からずっと同じ保険にずっと加入しているなあ……。

パパ

自分にマッチした補償額の見極めができるかがポイント

自分にマッチした保険を選ぶためには、自分にマッチした補償額の見極めができるかどうかがポイントになってきます。
家族構成・自宅の状況・地域など、自分の置かれた状況を極力数字で分析できるようにデータを集め、最終的にどれだけの金額が保険によって補償されれば生活に支障が出ないのかを計算したいところです。

もちろん、不必要な保険料を支払うこともなくなりますから、家計の節約につながることも多くなります。
冒頭でお伝えしたように、高額な保険料を支払わなくなることによって、生活に余裕ができたり貯金ができたりすることは嘘ではありません。
年に38万円支払っていたものを20万円にまで抑えられれば、結果的に年に216万円(18万円×12カ月)が浮く計算になります。

問題は、その見極めのポイントについて、自分で知識を得るには限界があるということです。
人生設計をおぼろげながらに組み立てることはできても、そのタイミングでお金がどれだけ必要になってくるのかは、なかなか計算・判断することが難しいものです。
第三者的視点で考えることは誰にとっても難しいことから、特に保険についてFPに相談するケースは増えてきています。

FP紹介サイトの中には「保険の見直しで毎月の貯蓄が○万円増やせる」みたいなキャッチコピーも散見されますが、それだけ保険に対するFPのニーズは強いことがうかがえます。

いつもプロに頼むっていうより、保険屋さんの担当者に聞くイメージよね。

ママ

FP先生

全くの第三者に聞こうにも、相手がいないというのは保険ではよくある話なんですよ。

おわりに~FPに保険料について相談すると、どのようなメリットが見込めるか~

FPに相談することによって、保険料の減額・補償額の増額・範囲の拡大に成功したという方は意外と多く存在しています。
無料セミナーへの参加が保険を見直すきっかけになることも、次第に増えてきています。

FPは基本的に特定の金融機関に属していません。
そのため、1社の保険商品だけを勧めるケースは少なく、保険会社の商品から自分だけの組み合わせが選べます。
最終的に自分にとってもっともメリットのある組み合わせを考えてくれるという点では、頼りになる選択肢の一つかもしれません。

保険商品は「家・土地」に次ぐ2番目に高い商品と言われています。
毎月の保険料が生活を圧迫していると感じるのであれば、一度中身を見直してみてはいかがしょうか。